「【2015年 サウジアラビアロイヤルカップ】 注目馬」の記事を紹介します。
第1回サウジアラビアロイヤルカップの注目馬を紹介します。
10月10日(土)の東京では、第1回サウジアラビアロイヤルカップ(重賞・2歳・芝160m)が行われます。
なおサウジアラビアロイヤルカップは、いちょうステークスからの改称となり今年は格付けのない重賞となります。
サウジアラビアロイヤルカップの1着賞金は、3200万円です。
さて最注目馬は、アストラエンブレム(牡2)ですね。
アストラエンブレムは、新馬戦で出遅れ、叔父がマンハッタンカフェの良血馬のロスカボスに3/4馬身差で負けましたが、続く未勝利戦を上がり3ハロン32.6秒の末脚を使って4馬身差の圧勝。
アストラエンブレムを新馬戦で負かしたロスカボスは、その後2歳オープンの野路菊ステークスを勝ち、それを基準にしたらアストラエンブレムの強さが分かります。
母は、2008年の秋華賞馬 ブラックエンブレム、半兄は、ブライトエンブレム(父ネオユニヴァース)は重賞馬。
アストラエンブレムの馬名意味は、「矢(サンスクリット)+母名の一部」。
矢のような末脚を見せられるか。
血統的にもここは通過点となるか。
イモータル(牡2)は、8月の新潟芝1800m 新馬戦で、まともに追わず2着に5馬身差をつける圧勝。
その上がり3ハロンは、なんと32.9秒。
イモータルは、母父にAcatenango(アカテナンゴ)のドイツ血脈が入っており、サンデー系×ドイツ血脈という今後増えていく血統だけに楽しみです。
ちなみに、母父Acatenango(アカテナンゴ)を持つ馬に、2011年のケンタッキーダービー、2013年のドバイワールドカップを制したアニマルキングダム (Animal Kingdom)がいます。
イモータルの馬名意味は、「不滅の、永久の」。
ここを勝って永久の無敗馬となれるか。
マコトルーメンは、 ロードクエストが圧勝した新潟2歳ステークスで3着。
上がり3ハロンは、ロードクエストに次ぐ33.5秒で今回も直線長い東京ですので期待出来ます。
ブレイブスマッシュ(牡2)は今まで運が無かったですね。
新馬戦で、ロードクエスト の2着。
続く未勝利戦で良血デアリングハートの仔 デアリングエッジの2着。
3戦目の未勝利戦では、アストラエンブレムの2着。
4戦目の未勝利戦で5馬身差の圧勝でようやく勝ち上がりました。
強敵相手に差のない競馬をしてきたので経験がいきると思います。
ハレルヤボーイ(牡2)は、3戦目の未勝利戦を出遅れながらも5馬身差の圧勝。
今回も楽しみです。
ちなみに、ブレイブスマッシュとハレルヤボーイは「トーセン」の冠名でおなじみの島川隆哉さんが馬主で自家生産馬になります。
2頭ともトーセンファントム産駒になります。
◆ブレイブスマッシュ(父トーセンファントム、母トーセンスマッシュ、母父トウカイテイオー)
◆ハレルヤボーイ(父トーセンファントム、母トーセンミネルバ、母父キングカメハメハ)
両馬の父トーセンファントムは、2009年の新馬戦、いちょうステークスを連勝。
続く東京スポーツ杯2歳ステークスでは、ローズキングダムのアタマ差の2着。
そして朝日杯FSで14着に敗れ、そのレース中の怪我(右前浅屈腱不全断裂)の為引退。
トーセンファントムの叔父には、フサイチゼノン 、アグネスゴールド、 リミットレスビッドなどの重賞馬が並ぶ血統。
昨年はサウジアラビアロイヤルカップの前身のいちょうステークスを勝ったクラリティスカイが、今年のNHKマイルカップを制しました。
暮れの2歳G1、来年に向けて大事に1戦になりますので楽しみですね!